ぼくらの日常はテレビドラマやCMで描かれているような素敵なものではなく、いたって現実的に生活感あふれまくる中で暮らしている。個々にいろんな問題もあって、決してひと括りでまとめられるようなものではない。でも、個人消費者に向けてモノやサービスをセールスする手法はだいたい一定で、広告では“夢の暮らし”を描き、あたかも自分がそこにいるかのような同一感、錯覚を起こさせ、モノやサービスのイメージを底上げして財布から金を出させる。テーマパークも同じ。人は勘違いしたくて、よりゴージャスに勘違いさせてくれるモノやサービスにお金を出す。“お客様は神様”という誤った認識が“お客様”側にあることも同様。“お客様”は自分のイメージを底上げして捉えている、だからモンスターなお客様が生まれるのだろう。ぼくらは自分自身を底上げして認識するのが得意だし好きだ。思い上がりたいのだ。でもそのツケは誰が?
1 year ago